自分の場合、なぜQWERTYが定着して新配列が定着しなかったのか(と、なぜ新下駄配列は使い続けられるのか)

投稿日: 2025/07/18 12:11:25

カテゴリ: Astarte+配列

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前の記事(「新下駄・Astarte打鍵の近況(1799日目、914日目)」)で久しぶりに配列についての記事を書いたので、あわせてもう一つ書いてみる。

ちなみに記事タイトルと矛盾するようだけれど、この記事は新下駄配列とAstarte配列(のアレンジ版)で書いている。

自分の場合、普段の8〜9割の文章はQWERTYで書いているのだけれど、そこには結構複雑な事情があってQWERTYに定着しているので、何回か過去記事にも書いた内容でありながらも、一応要因をまとめておきたい。

こうして挙げてみると、どれもよく挙げられるものばかりかなと思うのだけれど、一番自分にとって影響が大きいのはやっぱりQWERTY由来のキー。

ちなみに自分はCmd-Qwerty(Ctrl-Qwerty)という特殊レイヤーを使っているので、普段のショートカットキーは全く困らない。それもある意味でQWERTY使ってるじゃんと言われれば仕方ないのだけれど、Cmd-Qwertyで対応できないような、CommandキーやCtrlキーを介さない普通のキーを使うものに新配列で立ち向かおうとするとかなりハードルが高い。

特に3DCGとかVimとかは、普段使いやすい位置にキーを割り当てられているので、他の配列で無理矢理打つことも出来はするものの、効率が悪すぎる。

それに加えて自分は記号を打つことが日常的にすごく多いので、そうやっていろんな要因でQWERTYに切り替えて打っていると、正直切り替えコストの方が高くついてしまって、切り替え先でよっぽどの大きなメリットがない限りは、切り替えようという気があまり起きなくなる。

じゃあなんでこの記事は新下駄配列で打てているのか

では、どうしてこの記事は新下駄配列で打つことができているのかといえば、新下駄配列の特殊事情が関わっていると自分は感じている。

実は自分、いまJIS配列ではなくて、US配列を使っている。先の記事で書いたように、最近新しいキーボードを追加で買い換えたから。

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自分は普段からこういうことが多くて、JISでもUSでも、MacでもWindowsでもLinuxでも打てないと、あまり定着しない。

新下駄配列は、この厳しい条件に自分のなかで唯一追随してきてくれたものの一つ。

新下駄配列以外でも、条件自体はパスできる、月配列などの前置・後置・中置・同時シフトのいろんな配列が存在していて、自分自身いろいろ試してきた。そのなかで新下駄配列に定着したのは、おそらく打鍵効率が新下駄が異常によかったことと、「指がしゃべる」ことが理由だろうなと思う。

新下駄はその設計思想から、日本語の1モーラに必ず1ストロークが対応するようになっている。その1ストロークというのが、たとえ両手で複雑にピアノを弾くときのように難しい流れになろうとも、1ストロークと必ず対応するというルールは崩れない。

冷静に考えるとすごいのが、濁音や半濁音、拗音や促音が含まれる場合も必ず成り立つということ。(ただし例外があるとすれば、伸ばし音と「まぁ」のような言葉。でもよくよく考えれば2モーラなので、やっぱり例外はないのかもしれない。)

自分自身、ピアノを弾いているときもそうなのだけれど、自分の手がどのような動きをしているのか、正直よくわかっていない。新下駄配列で文字を打っているときも多分そうで、その辺が自分の性に合っていたということなのかもしれない。

「指がしゃべる」については、元々は親指シフトの売り文句なのだけれど、親指シフトが実際そうなのかは自分はよく知らないけれど、新下駄配列はかなり指がよくしゃべる。(文字通り、キーの打鍵音が実際に喋っているように聞こえてくるので、今度そういう動画を実際に撮って上げてみたいなと思う。)

前項でも挙げたように、切り替えコストに見合うだけの価値がないとわざわざ切り替えようと思えないので、新下駄配列はそのニーズにうまく合致しているのだと思う。実際、新下駄は打っていて楽で楽しい。

ただ、非常に打ちづらいストロークが存在するのは否めなくて、そういう言葉、特にカタカナ語については、日本語入力システムの恩恵があるおかげで打てているなと思う。(無理矢理、違う言葉を辞書登録してしまう手はあると思うけど、もしかすると自分が普段QWERTYを無意識に使うことに、この辺も無関係ではないのかもしれない。)

なので自分自身、新下駄配列で満足しているわけでは必ずしもないのだけれど、JISでもUSでもどんな環境でも普通に打てて、かつ同じような「指がしゃべる」ような配列というのを知らないので、他に移ることができないのかもしれない。(定期的に新しい配列がないかまたチェックしてみたい。)

例えばUSでも、Altキーを潰すとかすれば、左Altと右Altを使って何かできたりするのかもしれないけれど、iKBC New Poker IIの商品画像を見てもらってもわかるようにUSキーはスペースキーがすごく大きいので、特に親指シフト系に関してはたぶんとても打ちづらくなるし、Altを潰してしまう弊害はとても大きくて、ショートカットキーもあるし、例えば自分は円記号(¥)とバックスラッシュ(\)をAltで打ち分けたりするのだけれど、そういうことができなくなってしまう。(あと、Macユーザは普段から英数かなキーをよく使うとか。)

ということで、プログラミング特有の事情も多いけれど、制約条件が多いなかで、逆に新下駄配列みたいに使い続けられる日本語配列が一つあっただけでも、ありがたいことなのかもしれない。また定期的に、ほかの新しい方法がないか、いろいろ実験していきたいなとは思う。